アスペルガー症候群は、残念ながら根本的な原因がいまだ解明されていません。
そんな中、有力視されているのが、先天的な障害が脳にあるのではないかということです。
海外では、アスペルガー症候群の方の家系の中に、どれだけアスペルガー症候群が現れるかという調査も行われています。
その調査の結果によると、親や兄弟の中にアスペルガー症候群の方がいた場合、いない場合よりもアスペルガー症候群が多く見られる傾向があるそうです。
そもそもアスペルガー症候群は、広汎性発達障害という分野に含まれるのですが、広汎性発達障害は遺伝的要素が強い障害だと言われています。
ですので、アスペルガー症候群は遺伝する可能性も否定できませんね。
しかしながら100%の確率で遺伝する訳ではありません。
でも、もし、ご自身や配偶者がアスペルガー症候群だったり、どちらかの家系の中にアスペルガー症候群の方がいる場合は、子供もアスペルガー症候群になる可能性があると考えた方がいいかもしれません。
ただ、
アスペルガー症候群も含め、発達障害を患っている方は人口の約20%です。
この結果から考えると、
遺伝する可能性はそれほど高くないと言えるかもしれません。