アスペルガー症候群とは、発達障害の一つです。

はじめに発達障害について説明します。
発達障害とは、知覚、認知、言動などの発達面の障害を言います。

3才前後からその特性=障害が現れてきますが、特性は大人になっても変わることも治ることもありません。

発達障害には、

  • 自閉症
  • アスペルガー症候群
  • ADHD(注意欠陥/多動性障害)
  • LD(学習障害)

などが有り、発達障害支援法の対象になっています。

アスペルガー症候群は、自閉症の特性を持ちながらも言葉の遅れや知的遅れが無いことが多く、子供の時に見過ごされてしまうことも有ります。

アスペルガー症候群の特徴

アスペルガー症候群の特徴について少し説明したいと思います。

アスペルガー症候群の方はコミュニケーションをとったり、社会性を維持するのがとても難しいです。
知的障害がある訳ではないので、見た目にも全く普通の方とは変わりません。

しかし、普通の人には当たり前の対応が、アスペルガー症候群の人の場合には出来なかったりもするのです。
例えば、職場で、本当のことを言わなくてもいい場面がありますよね?

  • そんな時、認識が欠如しているために、本当のことを言ってしまう。
  • ブッラクジョークを理解できずに怒り出す。
  • 他にも上司が、「この仕事、適当にやっておいて」などと曖昧な指示を出すと混乱してしまう。

こういった反応をするのがアスペルガー症候群の人の特徴です。

ですので、 その状況に合った言葉を選択することが出来ずに、周囲からは自己中心的な人、空気が読めない人と思われてしまうことが多いため、周囲から敬遠されることもあります。

他にも 普通の人と比べて「感覚」が鈍かったり、逆にとても敏感だったりするのも特徴の一つです。

誰でも嫌がるようなガラスをひっかくあの音に対して全く拒否反応を見せないなど音に鈍感だったり、少しの日差しでも気になって外出時にはサングラスが必須だったりと、感覚が人と違うことも少なくありません。

他にも、いつも同じ行動パターンで生活していることが多いです。

例えば

  • 急に予定を変更したり
  • 今行っている作業を変更したり

することでパニックを起こしてしまうことも有ります。

更に詳しくはこちらの本。